クリスマスマーケット in Deutschland ~2023.12 イトシュタイン編~
今年もドイツの冬の風物詩、クリスマスマーケットが始る
ドイツでは毎年、11月末からクリスマス前までの長期間、各地で大小さまざまなクリスマスマーケット(Weinachtsmarkt)が開催される。ドイツで暮らす人々にとって、長く暗い冬を越すための大切なイベントだ。
※ドイツ語でクリスマスはWeinachten(ヴァイナハテン)といい、聖なる夜を意味する。
今年はどこのクリスマスマーケットへ行こう?
昨年は、ドイツでも有名なケルンのクリスマスマーケットに赴いたが、今年は夫の同僚おすすめの、イトシュタインという小さな町のクリスマスマーケットに参加することに決めた。フランクフルトから電車で1時間と、アクセスも良いという。
ハイデルベルクのクリスマスマーケットに寄り道
予定には無かったが、買い物で立ち寄ったついでにハイデルベルクのクリスマスマーケットを訪問した。
ハイデルベルクは、山に囲まれた美しい街並みや川沿いの風景、立派な古城などを擁する、風情溢れるドイツの観光都市だ。
さすがはハイデルベルク。会場からその全体を望める、丘の上の古城は圧巻。
集めたい!その町限定、クリスマスマーケットマグカップ
クリスマスマーケットでは、毎年、各地限定のオリジナルデザインのマグカップが使用される。デザインは毎年変わる。
こちらはハイデルベルクの今年版のマグカップ。綺麗な青色が気に入り、つい記念にと購入してしまった(インフォメーションセンターにて3€で購入)。
フランクフルトから電車に揺られ1時間、イトシュタインへ
一旦家へ戻り、荷物を置いて電車でイトシュタインに向かう。フランクフルト中央駅で乗り換えて、そこからは乗り換えなしで行くことができた。
イトシュタイン駅から極寒の中を歩いて15分、街中にたどり着き、すぐさまグリューワインを一杯ずつ購入した。ホッと一息、芯からあたたまる。
イトシュタインのマグは、濃紺地に白基調のイラストが可愛い。こちらは飲んだ後のマグカップを持ち帰ることに(デポジット式3€)。
ドイツの人々は、おつまみなしでグリューワインをかぶかぶ飲んでいる。甘くて飲みやすいとはいえ、1、2杯飲むのがやっとの私達とは、アルコールへの耐性が段違いなのだろう。(羨ましい限りだ。)
素敵なイトシュタインのクリスマスマーケット
一歩街中に踏み入れると、通路のそこかしこにきらびやかな屋台が並び、その間をたくさんの人が歩いていた。
これまで訪問したクリスマスマーケットと違い、広場だけでなく、町中が会場となっている様だ。歩きながら、次の通路にはどんなお店が出ているかな?と想像するのも楽しい。
地元の方々による生演奏。会場はあたたかい雰囲気に包まれていた。
小さな街の、あたたかで楽しいWeinachtsmarkt。
まるで小さなテーマパークに来たかのような、雰囲気を感じられる、楽しいクリスマスマーケットだった。
いつか日本に帰って、こちらでの暮らしを思い出す時が来たら、この日の体験を恋しく感じるだろうな。